2021年11月08日|産地レポート(天津)
産地レポート2021年 唐山基地 大根産地の低温影響 続報について
立冬を迎えた唐山の大根の畑では、前回のレポート時より冷害が回復することなく寒気が南下し、
さらに気温が低くなってしまいました。
11月7日には雪の予報も出ていました。天津では、冬季には気温が氷点下になることはあっても、
降雪することは非常に珍しく、特に11月初雪を迎えるのは異常気象とも言っても良いくらいかもしれません。
北京でも一面の大雪となり、ニュースで大きく取り上げられていました。
唐山の大根の畑でも雪が降る前に収穫を急いでいましたが、湿度の多い大雪に見舞われてしまいました。
折角気温が低い中に育った大根も、土の中が氷点下になると霜焼けを起こしてしまい、漬物やおでん用の大根に加工するのが難しくなってしまいます。今後も引き続き寒気が居座り気温の低い日続くことが予想されるため、大根製品の供給への影響がさらに拡大する見通しです。