2021年01月15日|産地レポート(厦門)
産地レポート2021年 厦門晋江地区 大根産地
中国野菜産地の外気温の低下が止まりません。
北京では1月7日、今世紀最低気温を更新する-19.5℃を観測し、
中国の中央気象台は寒波警報を発令するなど、中国全土で大型寒波の影響が出ています。
この寒波の影響は北京などの北部のみならず、
南部の厦門地区産地にも甚大な被害を及ぼしています。
厦門地区産地は冬季でも比較的温暖で、本来降霜、降雪などはありませんが、
今年は1月12日に降霜があり、収穫前後の大根に凍害が出てしまいました。
中国南部でこの現象発生は、弊社が中国での大根栽培を始めて20年間で初めての事例です。
また、現在の気象状況から、大根の播種作業にも遅れが出ており、
2月以降から4月末頃にかけての大根収穫の予測が立たない状況も発生しています。
お客様に美味しいお漬物をお召し上がり頂くため精一杯の努力を行っておりますが、
先の状況が見えない異常な状況です。
↑ 厦門地区産地の大根の降霜時状態
↑ 降霜により凍害が出た大根原料
大根の低温被害により、計画通りに原料が全く収穫出来ない状況が続いています。
今年は非常に苦しい原料・産地事情となっていますが、被害を最小限にすべく対応しています。