産地レポート

2012年10月12日産地レポート(天津)

現地レポート2012年 唐山 大根基地

10月10日に唐山に入り、10月3日から始まった秋白首大根の加工状況と、収穫期を迎えている青首大根の圃場や、大雨の影響を受けた左老板の大根圃場等を案内していただき、唐山の秋大根の実態を見せていただきました。

1.2012年唐山の空き大根栽培時期の天候
唐山の秋大根は、作付けの準備時期である7月下旬から播種期の8月1―4日にかけて連続降雨に遭遇して圃場の準備作業と播種期が遅れて、8月7日が一番早い播種日になりました。
8月の降雨日数は13日、9月は11日と、唐山では記録的な雨が多い天候でした。この雨の影響で播種が遅れたほかに、圃場によっては排水が悪く土壌水分が多くなり生育不良になったところがみられました。気温は8月中旬―9月中旬まで例年よりも低い気温で経過しましたが、この気温は大根栽培にとっては都合のいい気温でした。

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2.唐山の青首大根圃場
一番栽培面積が多い圃場は、今年の降雨が多かった影響が全然なく順調な生育をしており既に収穫期に達していますが、10月12日から収穫をしてもらうようにお願いしました。

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青首大根圃場は8月8日から播種を開始、生育が一番早くなり太い所から10月10日から収穫をしています。この圃場は土質がよく排水もできて大雨の被害も受けなかったことで生育が進みました。

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大新庄の工場近くに左老板の圃場は、大雨の時に排水ができずに滞水してしまったために生育にバラつきが出ていました。地下水が上がって根が腐れるという現象は見られませんでしたが、降雨後から排水までに時間がかかったところは、毛根が傷んだために生育が停滞したことと、土が降雨で固まってしまったことによる障害がみられました。

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3.白首大根
10月3日から収穫・漬け込み加工を開始して、10日までに既に計画の4分の1の収穫を終えています。

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