産地レポート

2012年01月12日産地レポート(上海)

現地レポート2012年 上海崇明圃場視察

1月8日に厦門から上海崇明島に入り、「2011年の農場での原菜栽培に関する反省と2012年度の栽培方法」について打ち合わせを行った。

2011年は春・秋作ともに発芽不良が大きな問題だったが、主因は農場で雇用する工員の人件費が高騰しておりこれを抑えるために播種と果粒剤散布を同時に行ったという背景があった。

発芽には、水・温度・空気の3条件が満たされる必要があり、同じ水分条件でも種子の周囲に農薬や肥料がありこれが氷解すると浸透圧が上がり、水があっても大根に水分が吸収されずに発芽率が悪くなってしまう。今年は、この経験を活かし防除基準に則った適正農薬を適正時期に適量を使用してもらい、病虫害の被害を抑えていただくことと、農薬の残留問題が無いように管理してもらうことを確認した。

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