2011年09月19日|産地レポート(上海)
現地レポート2011年 上海三商青首大根基地視察
大根の播種は手播きと播種器を使用した播種を行ったが、機械播きは発芽育成率が低いようでした。原因は、播種時に播種器に種子と同時に顆粒農薬も一緒に施用したためのようだ。降雨があればこの方法でもそう影響はなかったと考えられるが、播種後に雨がない場合には大きく発芽育成率に影響するこの方法を今後改善したい。
発芽には、温度 水分 空気 の3条件が最も強く影響しますが、肥料や農薬などが土壌水分の浸透圧を上げて、発芽しかけた種子から水分を除去してしまい、その程度が強いと枯死させてしまいます。発芽率を良くするためには、種子の近くに種子に接触するような、農薬や肥料の使用方法を止め、温度 水分 空気 の3条件で種子が発芽して根を伸ばし、肥料が欲しくなった時に適正濃度の肥料が吸収できるように、また害虫防除に効果がある適正濃度の農薬で虫害から守られるように、天候を見ながら改善する必要があるようです。