2011年04月11日|産地レポート(上海)
現地レポート2011年 大根・高菜・胡瓜 上海基地
上海の大根栽培圃場と春穫り高菜の栽培圃場を確認した。
大根は高温障害で欠株が出たところに補植しているので、収穫期間が長くなりそうだが、本数は確保できるようだ。相変わらず干燥の天候は続いているが、それでも4月初旬の小雨で大根・高菜共に生育が良くなっていた。
自社農場脇の川沿いの菜の花が鮮やかに咲き始めています。
1:大根
降雨があったことで大根に元気が見られた。しかしもっと土壌に水分が欲しいところである。自社農場はすべてトンネルを外して除草作業を開始した。
現在の生育状況からみて、今後の天候にもよるが生育が進んでいるものでも収穫開始は5月20日頃からの収穫になりそうだ。
2:高菜
4月に入っての降雨で高菜も生育してきている。しかし、2月中旬の凍害で傷んだ外葉の影響は大きく、現在の下部の大きさをチェックしてみたところ約1?程度で収穫量が少ない見通しである。まだ抽苔が顕著に見られないことから、この状況を観察しながらもう少し収穫時期を遅らせて、収穫量を上げるようにしたい。
3:きゅうり
3月下旬からトンネル育苗を始めていたが、その管理がしっかりできているようだ。肥料濃度障害や高温障害がなく順調に生育している。定植は降霜の心配がなくなる4月下旬を予定している。