2011年04月24日|産地レポート(天津)
現地レポート2011年 唐山大根・胡瓜基地視察
4月21日から3日間、乾燥していた唐山の基地に降雨があった。
ハウス大根と露地大根の生育状況と、常盤胡瓜の育苗状況をチェックした。
ハウス大根は3月10日から播種を開始したが、これらの大根の直径が2.5?程度で、順調に育てばこれから25日程度での収穫開始と予想される。5月20日頃からがまとまった数量の収穫ができるものとみている。
露地大根は青首大根と、刻み用としての太い大根、沢庵用大根を含めて4月1日から14日までの間に播種を行った。発芽率も良く高温障害もなく順調に生育している。
4月中旬から胡瓜苗の育苗作業が始まった。今発芽揃いしたところだが、高温障害やポットに使用している培土の肥料濃度等の問題はなく、発芽育成率がいいようだ。ただ、連続して曇雨天が続いたことから、次に太陽が出たときに大気のごみが無くなり光線が強くなることと、同化養分の根への転流が少なくなって水分吸収能力が低下していることから、高温障害を起こさないように栽培農家へ指導した。