産地レポート

2011年03月01日産地レポート(厦門)

現地レポート2011年 青首大根 厦門晋江基地

2月22日に晋江の青首大根基地を巡回しました。この時の状況を報告します。

1・気象概況
春節に入った2月4日から気温が高くなり平均気温が2月2半旬最高の気温が急上昇して22.5℃まで上がりました。そこからは徐々に気温が上がってきています。

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2・播種状況
今季の総合計作付面積は1,439畝で、2月21日に厦門での今季最後の播種を終了しました。1月30日‐2月6日にかけての播種が32畝で計画よりも50畝少なくなっていますが、これはその前の1月中に播種した大根の生育が遅れていて、それが後で一気に収穫期に入るために調整したもので、最後の2月20日―2月27日の播種を中止したのはこの全体的な遅れと、計画上の上海三商の作付面積が十分確保されていて、販売計画修正後の出荷とのバランスを考慮したものでした。

3・青首大根のオーダーと収穫予測
2月22日現在収穫している大根は11月下旬に播種した、播種後90日の大根です。収穫時期を調整してやや遅れた分だけ、太めの大根が多いですが大きな問題はありません。
なお今後、高温になってから収穫する大根はキスジノミハムシの被害を受けやすく、また長雨や大雨による地下水位の上昇で根傷みが発生して一級品率が低下する傾向があるので、しっかりした虫害の防除と排水対策が必要です。
12月下旬から1月に播種した大根は播種後に平均気温が10℃以下に遭遇していて、発芽までの日数が10日以上を要していました。

4・大老板の大根生育状況
孫老板の大根

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王明東老板の大根

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老王の大根

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5・まとめ
2月中旬から降雨の日が多くなってきています。今後は既に播種した大根の防除管理と降雨時の排水が作柄に大きく関係しているので、原料部スタッフにこの管理方法を老板たちとしっかり交流していただき、一級品率を上げてもらうようにお願いしました。

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