2010年11月07日|産地レポート(厦門)
現地レポート2010年 青首大根 厦門基地
青首大根基地である晋江に行き、台風後の青首大根の影響をチェックした。前回は台風直後なのでまだその被害が明確ではなかったが、今回のチェックではその被害の状況と回復状況が現れてきていた。
北部の圃場では台風が10月24日に経過した後に気温が下がり始め、11月1日まで低温が続いた。11月2日からは日中の最高気温が20℃以上の天気が続いている為、台風で傷んだ後の新しい根系の発生で生長が回復してきたところであった。
中部の圃場は台風の水害が一番ひどく、大雨の影響ですべて枯死してしまった。
また、南部の圃場は土地が高く、被害が無いように見えるところでも、大根の主根の下部が傷んだために大根が正常な生育ができずに上部が太くなり長さが取れないような生長形態を示している。大根の下部は枯死してはいるが、芯葉が伸びだしてきているので、たくあん用としての使用はできないが、刻み大根として使用したい。
中部の圃場は、管理を放棄して耕耘して播種し直す計画を立てている。