2009年05月07日|産地レポート(厦門)
現地レポート2009年 福建省晋江地区 青首大根
前回のこちらの地区からのレポートでは、4月19日〜20日の暴雨があった後の状況についてお伝えさせていただきました。
早急な対処により、萎れなどの症状は出ずに被害は最小限に抑えられたものの、一部で生育が約10日間も停滞してしまい、2月15日頃に播種を行った圃場では、4月下旬の収穫予定が、5月4日の時点で収穫できないところも見られました。
原因について考察したところ、19日〜20日の暴雨の後素早く排水を行ったため、長時間の滞水は見られませんでしたが、暴雨が続いた8時間に畑に水が溜まっていたことにより、毛根が傷んだようでした。このように毛根が傷み、下葉が黄化してきたところには追肥を行っており、収穫はできないものの5月4日時点には先端部に緑色の強い葉色でてきていました。
収穫までの期間は長くなってしまうものの、早急な対応を行った事で、その後は大きな問題も無く、甘くて美味しい大根が収穫できると思われます。