2008年04月10日|産地レポート(厦門)
現地レポート2008年 福建省晋江地区 青首大根
今期は1月下旬〜2月上旬にかけて寒波の到来のため、例年に比べ気温が著しく低い状態が見られました。
播種から収穫までに最も時間を要した時では90日間と予定よりも10日程の遅れが見られました。現在は暖かい日が続いており、気温の上昇に伴い大根の生育も早まってきています。
写真中央に見えているものが、抽出して間もない大根の花芽になります。弊社では、毎年複数の試験品種の栽培を行っていますが、今期1月下旬から2月の上旬にかけての低温により、抽台現象がこれらに多くみられました。弊社で長年使用している品種と併せ、来年度では今期の低温でも抽台現象が起こらなかった品種を使用し再び試験栽培を行います。
その他、こちら晋江地区でも他産地同様に、この時期は降雨量が多くなることから排水の整備状況について原料部スタッフと確認をおこないました。
現在は全体的に生育が早まっている他、今迄の生育の遅れも伴い、今月中旬からこの基地での終了となる5月中旬まで収穫がまとまって行われるものと予想しています。そのため、工場には今後毎日たくさんの大根が運ばれてきますが、鮮度を落とさないよう収穫されたその日の内にしっかりと下準備を完成させます。