2008年04月06日|産地レポート(上海)
現地レポート2008年 上海市崇明島地区 茄子
こちら崇明島地区からは約10日間に一回の頻度でお伝えしています。作物の生育は日に日に進んでおり、12月から現在までハウスにて育苗を行っている茄子ももうすぐ定植を迎えます。
今期の定植は、元々の計画通り後10日程で行える予定です。接木を行った真仙長茄子は、枯死株も少なく接木後の生育も良好で左写真のように接木部分もしっかりと結合しました。
左写真は、(左)徒長気味の株、(右)正常な株を比較したものです。本葉の枚数は二つとも同じですが、徒長気味の株は正常なものと比べ節間が長くなっています。
今期は今迄一カ所にまとめて育苗を行っていたことから、光を求めて徒長気味になった株が比較的多く見られました。徒長気味の株は定植後の生育が遅れるなどの影響が見られますが、こちらでは5月〜10月までと生育期間が長いことから、大きな問題は無いようです。
根を見ますと良く発達しており、これらは定植後に一時的に傷みますが、通常は5日程で新しい根が出て来くることにより活着します。次回のレポートでは、定植後の様子についてお伝えさせていただきます。