2008年03月18日|産地レポート(上海)
現地レポート2008年 上海市崇明島地区高菜
前回尾までのこちら崇明島地区からの現地レポートでは「青首大根」,「茄子」の栽培状況についてお伝えしていました。
こちらではその他に高菜の栽培も行っており、間もなく収穫が開始されるこの作物の栽培状況をお伝えさせていただきます。
こちらでは毎年9月下旬〜10月上旬に播種を行い、その後10月下旬〜11月上旬にかけて定植を行います。品種は三池高菜を使用しており、こちらの品種は左写真のように葉脈や先端部分が赤紫色になるのが特徴です。栽培期間の多くは、気温の低い害虫が少ない時期となるため基本的に農薬による防除を行わずに栽培を行うことが出来ます。
今年は2月上旬に中国各地で雪に見舞われました。圃場のある崇明島でも例年に見られない20cm以上も積もる雪が降りました。
これにより長い期間雪下に閉じ込められたため、下葉に凍害が見られているものが多くみられました。高菜の収量は比重が大きい外葉に影響されやすく、今年は例年に比べ減収が予想されます。
現在は天候が崩れると冷え込むものの暖かい日が続いています。そのため、収穫は例年通り今月末から4月上旬にかけて行えるようです。