2008年01月11日|産地レポート(厦門)
現地レポート2008年 福建省晋江地区青首大根
今期の栽培では、9〜11月にかけて気温が低かった晋江地区ですが、現在は暖かい日が続いており大根の生育も進んでいます。
現在主に収穫されているものは10月下旬に播種を行ったものですが、平年なら播種から収穫まで約70日を要するものが今期は、60日程度で収穫されています。
気象予報では、今後寒気の到来で気温が下がるようですが、現在までは生育が大きく前進しています。
また以前の現地レポートでも度々お伝えさせていただきましたが、今期は栽培が始まった9月下旬から現在までまとまった雨が降っておりませんでしたが、訪問時から天候が崩れ始めてきたため、水が不足していた圃場では、恵みの雨となりました。
現在の圃場状況としましては、虫害、生理障害などの問題は見られておりませんが、一部の圃場では、深耕がされていないことが原因となって短い大根が多く見られています。
弊社の基準では、30cmを基本としておりますが、十分に深さが確保されていないと根の発達が妨げられ短い大根が多くなってしまいます。
また、今後気温がより低くなってきますが、地温が低いこの時期にやはり短い大根が多くなってきます。そのため、弊社ではビニールマルチを使用して対策をとっていますが、ビニールマルチを栽培終了後まで破らないように注意しています。