2007年10月06日|産地レポート(厦門)
現地レポート2007年 福建省晋江地区 青首大根
弊社では、年間を通して新鮮な大根を皆様にお届けするために時期ごとに産地を移動し栽培を行っております。
前回の現地レポートでは、上海崇明島、浙江杭州の栽培状況をお伝えさせていただきましたが、今回は11月下旬からの収穫を目標に播種作業が始まった福建省晋江地区の栽培状況の様子についてお伝えさせていただきたいと思います。
弊社の基地の位置する晋江地区では風が強い日が多く左写真に見られるように砂埃が多く立ち、作業が困難になっていますが、計画通り播種作業を行うために耕耘、畦立て作業を随時進めています。
大根は根痛みをおこなしやすいことから、圃場内の排水が良いことがとても大切な条件になります。
そのため、弊社では畦を作るときには、畦の高さ、幅などの基準を設けて作業を行っています。
播種作業は、現在一粒一粒を手作業で播種を行っており、風が強いときには大変な作業となります。
播種時には、株間が狭くなると生育のバラツキや、肥大期に葉が重なりあってしまい防除作業が行いづらくなるなどの問題が出てくるため株間にも基準を設けて播種を行います。
現在は播種を行ってから3日程で発芽が見られ、25日に播種を行ったものは29日の時点で左写真までに成長していました。
今後圃場では、毎年台風が通りやすく大雨時に排水溝がしっかり整備されないと根痛みが起こりやすくなることから、排水の管理を特に重点的に行っていきます。