2007年09月01日|産地レポート(天津)
現地レポート2007年 唐山市大新庄地区青首大根
唐山地区では、9月下旬から11月上旬までの収穫を目標に7月27日から8月14日にかけて306畝の播種が行われました。現在初期に播種を行ったものは、播種後1ヶ月が経過し根部の肥大期に入っています。
今期最も早い7月27日に播種を行ったものは標準的なもので、現在直径が2.5〜3cm程に生育していました。
今回の抜き取り調査では、「キスジノミハムシ」、「タネバエ」など大根根部に見られる食害の主な原因となる虫害の発生も見られておらず順調な生育状況を示しています。
今回の圃場調査では、大根地上部の葉に見られた「アオムシ」による食害が一部の圃場で見られました。これは、蝶の卵が葉に産みつけられそれが孵化したものが葉を食害するため、被害が大きくなる前の防除が必要となります。
弊社では、約1週間に一回の農薬を使用した防除作業をおこなっておりますが、今回はその他圃場に見られている「コナガ」に効果のある農薬を使用して防除を行っていただくように各圃場管理者と確認を行いました。
播種から1ヶ月が経過するこの時期は、大根の生育にとって非常に重要な時期であることから、圃場巡回後弊社の原料部スタッフと栽培管理方法について再度確認を行いました。
今期の唐山地区では、現在の生育状況から予定通り10月下旬から収穫を行うことが出来るようです。今後、安全で品質の良い大根が収穫出来るように大根の収穫が始まるまでの期間は原料部スタッフが毎日圃場を巡回し確認、指導を行います。