産地レポート

2007年07月15日産地レポート(豊寧)

現地レポート2007年 豊寧地区スウィートコーン

豊寧地区では、青首大根の他にスウィートコーンの栽培も行っており、4月30日から6月22日までの間に280畝の播種を行いました。
初期に播種を行ったものは雄穂の抽出が終わり、現在早いものでは絹糸抽出の開始が見られています。今回は、初期に播種を行ったスウィートコーンの生育状況を中心に皆様にお伝えさせていただきます。

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今期豊寧地区で最初4月30日に播種を行ったスウィートコーンは、現在背丈が1m40cm程までに成長しました。この圃場では、7月8日に雄花の抽出期を迎え、現在早いもので絹糸の抽出が見られてきています。
これらは、当初の確認内容に基づいて防除が行われており、スウィートコーンに発生しやすい「アワノメイガ」の食害は見られておりません。

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今回調査を行いましたところ、この圃場内には葉、茎が萎縮して倒伏している株が確認されました。これらの株を抜き取り、断面を確認したところ節部分が褐変していました。これは、硼素欠乏時に見られやすく、土壌内の硼素成分が不足していたため発生したものと思われます。

今後これらの改善のため、硼素とその他の微量要素(鉄?マンガンなど)を葉面散布栽していただくように担当者の宋原料科長と確認を行いました。

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今後その他の圃場でも次々に雄花、雌花の抽出を迎えます。この時期は土壌水分の管理、害虫の防除が特に重要になってきます。品質の良いスウィートコーンを多く収穫することが出来るように、これらの管理を確実に行っていきます。

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