2007年07月14日|産地レポート(豊寧)
現地レポート2007年 豊寧地区青首大根
豊寧地区で栽培を行っている青首大根は今期6月24日から収穫が開始され、現在毎日多くの大根が工場に入荷されています。
昨年度は、高温下で発生しやすい「キスジノミハムシ」による被害が多く見られましたが、今期は虫害、その他生育不良も見られず、多くの圃場で1畝当たり3,000本以上の高収穫を上げています。<br>
今回の現地レポートでは、最も気温が高くなる7月下旬〜8月上中旬に収穫予定の海抜1,060mの圃場からお伝えさせていただきます。
この海抜1,060mの基地では、5月30日から播種が開始され、6月17日までに75畝の播種が行われました。豊寧地区の我が社の基地は、最も低い場所でも海抜670mですが、夏場の一番気温が高い時期はより海抜の高い冷涼な場所での栽培が必要になります。
圃場にて抜き取り調査を行ないましたところ現在直径が標準な生育のもので4.5cm程になっていました。現在の生育状況から判断し、これらの大根は今月末から収穫を開始出来そうです。
これらの青首大根の他にも、現在白首大根の栽培も行っています。白首大根は、主に弊社の沢庵製品に使用されており、今期の豊寧では450畝の栽培を計画しています。
収穫された大根は時間を置かず、すぐに工場に入荷され、洗浄作業を行います。工場では工程ごとに温度管理を行い、適正な温度を保ちながら一連の作業を進めます。夏場は気温の影響を受けやすく大根の温度が上がりやすいことから特に注意が必要です。