2007年07月09日|産地レポート(上海)
現地レポート2007年 崇明島茄子
現在崇明島では、日本と同様に梅雨に入っており、ここ数日雨の天気が続いています。この長雨の影響で、川の水位も上がっており作物に対しての影響も懸念されます。
長雨が続いている崇明島ですが、弊社の茄子栽培圃場では、今期は畝を高く、排水溝を深く作ったことにより現在長雨による影響は見られておりません。
昨年度の栽培では、今期に比べ畝が低く排水溝の整備も不十分だったことから、長雨が続くと根痛みを起こす株が多く見られました。
現在の茄子は順調な生育状況を示しており、実を作る生育生長と、体を作る栄養生長のバランスが取れており、良い状態になっています。
現在の状態を知る方法に、花のめしべとおしべの長さを見る方法があり、正常な状態では左写真のように、めしべがおしべよりも長くなっています。
その他収穫されている果実も色つや、品質ともに良いものが現在多く収穫されています。
今後の改善点としまして長雨のため土壌が柔らかくなり倒伏してしまう株が見られてきていることが挙げられます。そのため、今後は整枝剪定作業と併せまして、支柱と株をしっかり結び付ける作業をおこなっていくことが必要です。