2007年06月13日|産地レポート(天津)
現地レポート2007年 唐山地区スウィートコーン
今期唐山地区では、4月6日からスウィートコーンの播種を開始いたしました。現在すでに6月中旬に入り、初期に播種を行ったものには雄穂の抽出が見られています。
我が社の唐山市大新庄地区で行っているスウィートコーンは、4月6日から播種を開始し5月2日までに195畝の播種を行いました。
訪問時には、4月6日〜10日までに播種を行った40畝に雄穂の抽出が見られました。播種から現在までの生育は順調で大きな問題が見られていませんが、雄穂の抽出期以降防除が非常に重要になってきます。
この最も始めに播種を行った圃場では背丈が平均的なもので1m40cmになっていました。今後更に背丈が伸び収穫時点では1m80〜190cm程になるものと思われます。
写真中の人物は、唐山地区の青首大根、スウィートコーン全般の管理を行っていただいている鄭さんです。
スウィートコーンはとても「アワノメイガ」という虫の被害を受けやすく、丁度この時期から「アワノメイガ」の侵入が始まってきます。
我が社では、必要最小限の農薬を用いて効果のある防除を行うために雄穂の抽出が見られるこの時期と雄穂抽出後の計2回の顆粒剤の散布を行います。
この顆粒剤の散布は、「アワノメイガ」の侵入経路となる雄穂、茎と葉の付け根部分に顆粒剤が行き渡るようにし侵入を防ぐようにします。
以後続いて雄穂が抽出してくる圃場でも同様に確実に防除を行い、スウィートコーンを害虫から守る作業を行ないます。