産地レポート

2007年06月05日産地レポート(その他)

現地レポート2007年 張家口 登油坊地区 白菜

我が社でお届けしている「キムチ」製品に使用されている白菜は、秋〜春は山東省の上馬、平度地区で栽培を行い、夏〜秋は冷涼な河北省張家口市にある?油坊地区で栽培を行っています。
白菜は気温の低い冷涼な気候を好むことから夏場は、標高1,400m地点に位置する内モンゴル地区に程近い場所が重点となっています。
今回は、この地区で行われている白菜の栽培状況についてお伝えさせていただきたいと思います。

 

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この地区では、4月23日から育苗作業を開始し、 先月5月22日から定植作業を開始し、現在までに30畝の定植が完了しました。

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白菜は定植時には、左写真のように葉が萎れてしまいますが、しっかり根が活着する5日程たった頃には元気な状態に戻っています。
一般的に降雨量の少ない張家口地区ですが、雨天が続く場合がありこの様なときには過湿に弱い白菜の根が傷んでしまう危険性があります。そのため、今期の定植方法は、畝を作りその中央部から上部に定植を行う方法を取りました。

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今年4月から中国全体的に降雨量が少ない傾向にあり、乾燥状態になっている地域が多く見られています。我が社の栽培を行っている地区でも同様に降雨量が少なく、毎日潅水作業を行っています。

今回の調査時には、現在のような高温時に発生しやすい「キスジノミハムシ」による葉への食害がみられました。今後も高温状態の天気が続くことが予想されることから、これらの防除方法について管理者の徐さんと再度確認を行いました。

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