2007年05月20日|産地レポート(上海)
現地レポート2007年 崇明島 キュウリ
前回は、定植直後の生育状況をご報告させていただきました。今回は、既に着果が見られるキュウリの生育状況をお伝えさせていただきます。
崇明島での今期のキュウリ栽培は、3月下旬から育苗作業を開始し、4月22日までに定植を終えました。定植後の生育は良好で、株には既に着果が見られています。
現在の生育は、主に体を作る栄養生長と果実を作る生殖生長のバランスも良く、理想的な生育になっています。
このバランスが崩れると、果実が着かず枝葉だけが伸びてしまう状態になったり、花が着き過ぎて品質の余り良くない果実が出るようになります。
今後の管理は、定期的に病害虫の防除を行なうことと、今後生育していく過程で、枝葉が込み入ってくるため古くなった葉を欠く「葉欠き作業」と、「整枝剪定作業」を行っていきます。
この地区で本格的に収穫量が多くなるのは、6月上旬からになるものと思われます。