2007年05月19日|産地レポート(上海)
現地レポート2007年 崇明島 青首大根
4月下旬から始まった青首大根の収穫も、現在5月下旬に入り後半になりました。
今回は、現在の崇明島での収穫状況をご報告させていただきたいと思います。
現在は、後半3月9日から播種を行った圃場で収穫を行っています。写真は、現在収穫を行っている圃場です。
後半の3月に入ってから播種を行ったものは、播種から収穫までの期間が57〜60日程になっています。同じ日に播種を行ったものでも生育が異なることから、同じ日に播種を行ったところで全ての収穫が終わるまで10日程かかります。
現在の崇明島では、晴天が続いていることから土壌が乾燥気味の状態でした。天気予報を確認したところ今後も1週間程雨が降る気配が無いことから、潅水を行うようにいたしました。
生育は順調で姿形も良い大根が多く収穫されています。
圃場では、定期的に抜き取り調査を行い、虫害の有無その他の生理障害(赤芯、黒芯症)などが見られてないかどうかの確認を行います。この時に問題が見られた場合には、私たちと中国原料部スタッフ間で相談を行い以後の栽培管理方法を決定します。
下写真は、原料部/陸部長と毎年この地区で栽培を行っていただいている周さん、沈さんです。
圃場で抜き取った大根は、時間を置かず工場にすぐに入荷をします。抜き取ってから入荷までの時間が長くなってしまうと、崇明島の土は鉄分が多いことから大根表面が茶色に変色してしまうなどの現象が発生する他、鮮度が落ちてしまう原因になってしまいます。
上写真は、圃場から抜き取った後、すぐに工場に入荷され洗浄を行った青首大根です。鮮度、大根表面のつやも良く、品質の良い大根が入荷されました。これらの収穫された大根は続いて塩漬け行程に入ります。