2007年05月07日|産地レポート(天津)
現地レポート2007年 河北省唐山市大新庄地区 スウィートコーン
弊社では、青首大根と併せ、新鮮な商品を皆様にお届け出来る様に1年間を通してスウィートコーンの栽培も行っています。今回は、中国東北部に位置する河北省唐山市大新庄地区で行っている栽培の様子をご報告させていただきます。
調査時には、風が強く遠く内モンゴルから運ばれて来た砂が空を覆い、曇ったような空模様になっていました。現在、この唐山地区を舞っている砂が数日後には、離れた日本にまで運ばれていくということです。
今期大新庄地区では、4月7日から播種を始め、5月2日までに195畝の播種を行いました。この畝という単位は、中国で面積を表す際に用いる単位で、約667平方メートルになります。そのため、195畝は、約130,000平方メートルになり、これは1300a、13haに相当します。スウィートコーンは、栽植密度が高くなると葉が混み過ぎ、防除管理が行いづらくなるため1畝当たりが2,800〜3,200本になるように播種を行いました。
写真は、最も早い4月7日に播種を行ったスウィートコーンです。現在生育が早いもので、丈が30cm、本葉が6枚程に成長しています。
スウィートコーンは、現在の様な生育初期には虫害は少ないものの、穂が出た後からこの穂に侵入しやすいアワノメイガの活動が活発になることから、この時期が特に注意が必要となります。