2007年05月05日|産地レポート(豊寧)
現地レポート2007年 豊寧地区 青首大根
弊社では、1年間を通して新鮮な青首大根を皆様にお届け出来るように、季節ごとに生育に適した環境で栽培を行っています。
栽培場所は、冬〜春は南方の厦門で、夏〜秋に掛けては北方内モンゴル近くの豊寧で栽培を行っています。その2産地の交代時期に現在栽培を行っている崇明島、杭州、唐山で収穫を行うスケジュールを組んでいます。
今回は、これから夏〜秋の収穫に向けて栽培が始まった豊寧の状況についてご報告させていただきます。
現在の豊寧は、例年に比べ暖かく、訪問時には日中の朝の一番寒いときで7℃、日中の最高気温が25℃程になっていました。冬の寒さが厳しい豊寧でも、木々に緑が多く見られる様になりました。
現在になって暖かくなってきた豊寧ですが、先月中旬はまだ寒く当初計画していた播種時期を予定より遅くらせ4月22日から播種を開始ししました。5月5日時点までで204畝の播種が完了しました。
現在、発芽に大きな問題も見られておらず、順調に生育しており、最も早く播種を行ったものは写真の大きさに生長しています。
豊寧では、播種後の低温の影響により抽台することを防ぐため、畝にビニールマルチを掛けて栽培を行っています。今後の注意する点としまして、気温が高くなることによりビニールマルチ内の温度も上昇するため、発芽した苗が高温のため焼けてしまわないよう、発芽したところからビニールマルチに穴を空けるようにします。
写真は、午後3時に測定したビニールマルチ内の温度ですが、40℃を超えていました。
また、この豊寧地区では、スウィートコーンの栽培を大根と併せて栽培を行っており、4月30日から播種を開始しました。
次回は、スウィートコーンの栽培状況についてご報告させていただきます。