2007年04月23日|産地レポート(その他)
現地レポート2007年 山東省上馬地区白菜
今回の産地レポートでは、青島地区にて栽培している白菜の定植後の生育状況と試験栽培の状況をご報告させていただきます。今期の山東省上馬地区では、2月9日に播種を行い3月12日から定植を行いました。
ここでは主にハウス内で育苗を行った後、露地に定植を行い、トンネルマルチを用いて栽培を行なう方法を取っています。現在定植を行ってから約1ヶ月になり、前半に定植を行ったものには結球が見られてきています。
今期は3月後半に定植を行った白菜の一部に、植え痛みをおこしたものが見られました。植え痛みは、育苗期間が長過ぎると定植後、上手く根が活着せず生育不良を起こす現象です。
天候の影響で定植時期が長引いてしまったために発生したものですが、生育は順調に回復してきており、現在は、気温の上昇にともない、トンネルマルチを外す準備をしています。
我が社では、毎年異なる気候の中でも常に一定して高品質のものを、安定して収穫することが出来るよう、数種類の試験品種も継続的に行っています。
今期は、これらの試験品種をハウス内で栽培を行い、一般のものよりも半月程早く定植を行っていることから、すでに結球が開始しているのが確認されました。
これらは、今月下旬から収穫できるものと思われます。