2007年04月19日|産地レポート(天津)
現地レポート2007年 河北省唐山市大新庄地区 キュウリ
弊社きゅうり製品用として、「常磐胡瓜」と「四葉胡瓜」の栽培を現在唐山、上海の2産地で行っております。今期上海では3月25日から、唐山では4月12日から播種を開始しました。
今回は、唐山地区の胡瓜の栽培状況についてご報告させていただきます。
弊社で栽培している2種類の胡瓜はそれぞれ以下のような特徴を持っております。
四葉胡瓜は、歯ごたえがあり、刻み漬物に多く使用され、生育には側枝が出にくい性質があります。
一方、常磐胡瓜は、食感が四葉胡瓜に比べ柔らかくきゅうりの一本漬などに多く使用され,生育には、側枝が多く出やすい性質があります。
唐山では、ハウス内にて育苗作業を行っています。今後本葉が2.5枚になる前に定植を行うようにします。
定植時期が遅れてしまうと以後の生育が悪くなってしまうことから、あまり定植時期を遅らせないように注意しています。
育苗場所の気温は、15℃〜28℃くらいが最も生育に適しています。ハウス内の温度が38℃を超え、40℃以上になってしまうと苗が高温のため焼けてしまうことから、ハウス内の温度を適正に保つ様に注意をします。
4月の唐山地区は、最高気温20℃程の暖かい日が続いているため、ハウス内の温度も上がりやすくなっています。このような暖かい日でハウスを密閉したままですと日中のハウス内の温度は40℃を超えてしまいますので、気温が少し高い時期は毎日ハウス内の温度を確認して、適度な温度に保つ事も栽培管理において重要になります。