2007年03月05日|産地レポート(その他)
現地レポート2007年 山東省青島地区 白菜
今回は青島で行われている、白菜の育苗状況についてお伝えさせていただきます。
今期は播種を2月9日から開始し、現在はハウス内で育苗を行っています。播種は、3月上旬まで行う予定です。左写真のような場所で育苗を行っています。
白菜栽培のほとんどをポットに播種を行いハウス内で育苗してから定植する方法を取っています。これは幼苗期に寒さに遭うと抽台現象が起きてしまうことから、これを防ぐことを目的としてこのような方法を取っています。
この育苗時期には低温に遭わせないよう1日の平均気温を15℃ぐらいに保つよう気をつけます。日中は左写真の苗を覆ってあるビニールシートを開け、夜間は保温のため閉めるようにします。
これらの定植は播種後1ヶ月後を予定しています。目安として本葉7〜8枚ぐらいになった頃に定植を行います。現在最も早く播種を行ったものは、本葉が3.5〜4枚程になっています(左写真)。
定植時期が遅れてしまうと根の活着が悪くなるので適切な時期に定植を行うように気をつける必要があります。
次回の白菜レポートでは、現在育苗している白菜の定植後の様子をご報告したいと思います。