産地レポート

2007年03月05日産地レポート(その他)

現地レポート2007年 山東省青島地区 白菜

今回は、キムチ製品の主原料である白菜についてご報告させていただきます。

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白菜は冷涼な気候を好む野菜なため、1年間を通して栽培に適した産地を選定する必要があります。三商では、現在までの栽培結果から現在は中国北部の海に面した青島、また内モンゴルの張家口で栽培を行っています。

 

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夏場は張家口の標高1400mの場所に位置する涼しい場所で、また春夏と秋冬の2回を青島にて栽培を行います。青島と張家口の2つの産地間では栽培管理スタッフ通しの技術交流を行いお互いの栽培管理方法の確認を行っています。

 

実際の栽培前に、前年度の栽培での問題点を各基地管理者と話し合いを行い、高品質な白菜を安定して収穫することが出来るように改善点を明確にします。
品種の選択もこの時に行い、毎年異なる気候条件の中でも良い白菜が収穫出来るものを残していきます。そのため、数種類の試験品種を毎年取り入れて条件にあった品種を見つけることが重要になります。

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左写真の様な、葉に黒い点が発生してしまうゴマ症も品種選定時の大きな基準になります。

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前年度の反省点から栽培方針が決まったら、実際に栽培に関わる方々を集め講習会を開き、具体的な栽培方法についての確認を行います。
排水管理、施肥管理は、農薬管理もこの時に確認をおこないます。
白菜は根が痛みやすいため、十分に排水管理に気を配らなければいけません。

このように栽培前に十分に確認を行った後に、実際の栽培に取りかかります。
次回の現地レポ−トでは、青島で行われている播種後の白菜の状況をお伝えさせていただきます。

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