産地レポート

三商が皆さまにお届けする青首大根はどのようなところで、どのような方法で栽培を行っているのか、定期的に皆さまに現地の状況をご案内させていただきたいと思います。

三商では、1年中皆さまに鮮度の良い大根を届けられるように、中国の広くて大きな土地を生かし1年間を通して栽培を行っています。
現在は、季節は冬になり、気温も下がっていますので、中国でも南方に位置する、上海、杭州、厦門で栽培を行っています。

今回皆さまには、厦門での大根の栽培状況についてご報告させていただきます。
今年の福建省では、まれに見るかんばつがあり、約3ヶ月雨が降らない状態でした。
そのため、この福建省内にある三商の基地でも、この旱魃の影響で水が不足してしまいそうなところも見られ心配しました。

今月11月18日頃から時々雨が見られるようになり現在では一安心です。今では左写真のように十分な潅水を行うことが出来ます。

この地区での青首大根栽培は、9月20日から種を蒔き始め、今月11月15日頃から収穫が始まりました。今は、収穫作業が忙しい状態ですが、収穫作業と平行しながら虫の防除もしっかり行なえるように現地のスタッフと話合いを行いました。

こちらが現在収穫されている大根です。形も良く、生で食べてみても甘みがありおいしい大根に育ちました。

南方に位置する厦門でも11月〜2月にかけては気温が低く、この時期の栽培でビニールマルチを用いない場合には、根が短いものが多く見られるようになってしまいます。

このような理由から今月11月11日からの播種の大根には、ビニールマルチを使って栽培を行っています。

次回は、他の産地の青首大根の栽培状況をご報告させていただきます。